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2018年10月1日月曜日

日本で大学を卒業して、(そのまま)フランスで働く

方々の人から「フランスで働くにはどうしたら良いか」とご相談いただくので、ここで私が思ったこと/経験したことを書いてみます。 (自分用にも忘れないように書きます 笑)

私はパリで交換留学をしていた時に現地で就職しようと思いました。交換留学から帰ってきて半年後に卒業しました。
特に就職先も決めないまま(勢いで)ワーホリビザで渡仏しました。ワーホリビザで渡仏した理由は、PACSをして1年間共同生活をしていれば労働許可付きの配偶者用滞在許可証がもらえると聞いていたからです。フルタイムで働けるというのは、ワーホリのありがたいシステムです。
その後、PACSからの配偶者用滞在許可証の申請は色々難航するという話を聞き、結局ワーホリビザの途中で結婚して配偶者ビザに切り替えました。ビザの切り替えに伴い転職もしました。

第1のステップは労働許可。
フランスで就職する時に不可欠なのが労働許可。
労働許可を取得する方法としては、
  • 労働ビザを出してくれる会社を探す
  • 労働許可が付帯している滞在許可証を取る (配偶者ビザetc)
があります。
前者は、残念ながら稀有なケースです。これは会社側がとても大変だからです。会社が労働ビザをフランス政府に申請すると、まず「なぜわざわざ外国人を雇うのですか。同じスキルを持っているフランス人ではダメですか」と厳しい事を言われなかなかビザがおりないそうです。(労働ビザがおりるのは、理系の専門研究職か駐在の人)

よって後者が主流なケースです。私の知っているほとんどの人が配偶者ビザで働いています。あとはカメラマンやヘアスタイリストなど専門性の高い仕事をしている人がvisa compétences et talentsで働いていらっしゃったりします。

第2のステップは仕事を実際に見つける。
文系ですと、フランスではやはり専門性が低い=即戦力にならないと思われてしまうので仕事が見つけにくいです。
文系なら最低でもマスターを持っていないといけない…という風潮です。
私は仕事を探す時に、日本の大学を知っている会社=日系企業に絞ってコンタクトしました。文系なら、日本人対象の求人は事務職が多いようです。
最初から本命の会社を探すというよりも、1社目で色々経験して、スキルアップして2社目で本気の転職をするというのも良いかもしれません。(私個人の意見です)
フランスでの勤務経験があるとCVの見栄えも良くなります。

CVやLettre de motivationの書き方、面接のことなどは別個に記事を書いていますので、こちらからよろしければご覧ください。

2016年12月22日木曜日

バカンス中なのに(だからこそ!?)考えてしまう、就活のこと

絶賛ぬくぬくクリスマス休暇中ですが、ふと就活について考えてみました。

実は、私は日本での就業経験がありません。
学生時代に日本の就活さえも経験せずに、卒業後はフランスに戻ってきて就活をしました。
 (日本の母校のキャリアセンターではネタになっているというか、『進路不明』のまま海外渡航した学生として認識されています 笑)

そんな状態でしたが、今ではとてもやりがいの感じる・条件面でも満足しているお仕事をさせてもらっています。
本当にありがたいことです。

いきなりなフランスの就活活動で気づいた大事なことがあるので、記してみたいと思います。

1.日本の学歴があるなら、日系企業にどんどん応募すべし
日本の大学のネームバリューが通じるのは、やはり日本の社会に限られています。
そこで、私みたいに日本の学歴が頼りだぜ!という人は、やはり日系企業を中心に片っ端からCVを送るのが大事だと思います。

2.フランス語は自分のためにも勉強すべし
このインターナショナルな世の中、英語でどうにかなる仕事もフランスには多くあります。
ただ!ここはフランス、仕事は英語で行えても、最終的にconvention collectiveやcontratを読む時はフランス語です。
労働局のHPを読む時もフランス語です。
被雇用者たる者、最終的に自分の身を守れるだけのフランス語力が自分にはあるのか?自問してみるべきだと思います。

3.日本のビジネスマナーが身に付いているべし
ここはフランスですから、日本のビジネスマナーはフランスでは必要ないかもしれません。
ただ、日本人である自分を雇ってくれる会社は、少なからず「日本人であること」に期待をしていると思った方が良いでしょう。
例えば、いつか日本人の取引先と顔を合わせることが会った時、間違っても「あの人は日本人だけど、ずいぶんフランスナイズされちゃってるから感覚が合わないな〜」なんて思われないように。
そう思われたら最後。厳しいようですが、そんなことなら最初から優秀なフランス人を雇っておけば良かったとRHの人は思うでしょう。
求めているのは「フランス流と日本流の双方の仕事の進め方を知っている人」です。
更に、
日本のクライアントに重きを置いている会社なら、「それでも、最後に日本流の仕事の進め方で、会社に利益をもたらしてくれる人」です。
逆に、フランスのクライアントに重きを置いている会社なら、フランス流の仕事ができる人を探しています。

4.日本人がたくさん働いている環境が必ずしも自分に合っていると思うべからず
1.と相反することを言っていますが。日本人がたくさんいれば、もうそこは日本人の馴れ合いの空間です。
自分の労働倫理と合っていて、働きやすければそれで良いでしょう。
でも、もし万が一、自分に合っていないと思ったら、辞めることを考えた方が良いと思います。
自分のためにも、会社のためにもなりません。
(否、フランス流に言えば、自分のためになりません。それだけです。)
例えば、「君のことはちゃんと考えてるよ。労働ビザも出せるように頑張ってるよ」と言いながら、なかなかビザを出してくれない会社。
ノワールで雇おうとする会社。
「試用期間は、contratに書いてある金額の半分だよ」としれっと言っちゃう会社。
「日本人である君を雇うんだから、日本人のように働いてくれよ」と要求する会社。
寝言は寝てる時に言いましょう。
ここはフランス。フランスに法律に則って、爽やかにホワイトに働きましょう。
違法なことをしている会社とは、すっぱり手を切りましょう。
Vous méritez mieux que ça.です。

ちょっと真面目なことを書いてしまいました。
はい、今からクリスマス休暇モードに戻って、ボーッとしてきます 笑


2016年11月6日日曜日

就活 銀行編

日経の銀行の求人はあまりありません。
必然的にフランスの銀行か、イギリス・アメリカ系の銀行の求人の方が比較的多いです。

フランスでわざわざ外国人を雇ってくれるところはなかなか少ないです。
つまり「bilingue français / anglais」と求人に書いてあったら、
それは十中八九「英語がとても上手なフランス人を雇います」ということです。

では、日本人はどうするか?

bilingue français / japonais」と書かれている求人に応募するのが良いと思います。
 日本語が要求されていない求人では、CVを送っても先方から電話はかかってこないと思って、気楽に構えていた方が良いです。

実際に、面接の連絡が来たらどうするか?

まずは服装。
きっちりとした服装が好まれます。
どのくらいきっちりかと言うと、日本の就活生くらいのきっちりです。
もちろん、ここはフランスなので、黒の無地スーツである必要はもちろんありませんが。
また、男性も女性も、清潔感のある髪型が好まれます。
女性は前髪が目にかかったりしているのはNG。
思い切っておでこ全開にするのも、清々しくて、面接官ウケは良いです。

質疑応答では、「銀行業務で、私は○○という場面でこのように貢献できると思います!」と具体的にアピールすることが大事です。

1番効果的なのは、日本の銀行での勤務経験があること。
ない場合でも、自分でフランスの銀行の業務内容を予習しておくことで、ある程度自己アピールがしやすくなります。

フランスの就活では、求人では詳しい勤務内容が書かれておらず、面接で詳しく説明されるところがほとんどです。
なので、面接前には、自分のスキルをリスト化し、想定される銀行での業務のどの分野で自分のスキルが活かせるのか考えておくことが大事です。

日本人にとって、フランスの就職で1番難しいのは、最初の仕事。
要はフランスでは「わざわざ外国人に仕事を1から教えるんだったら、インターン経験が豊富なフランス人学生を雇うよ」ということなんです。

最初の仕事さえ見つければ、具体的な勤務経験が得られるので、その後もキャリアアップも比較的スムーズに進みます。

2016年9月9日金曜日

Lettre de motivationのフランス語

フランスの就活で大事ななのは、履歴書とLettre de motivationです。
(履歴書で使う大事なフランス語はこちらです)

フランスの履歴書は「シンプルに見やすく分かりやすく」が大事です。
詳しくアピールしたいことは、Lettre de motivation (志望動機書)に書きます。

履歴書は、形式に慣れれば外国人でも書けますが、
Lettre de motivationは、ネイティブと外国人の差が明確に現れると言っても過言ではないと思います。
日頃からフランス語の新聞を良く読んで、フランス語の文章に慣れておくことがとても大事です。

これは使える!と私が思ったフランス語はこちらです。

je vous adresse ma candidature pour un poste de 〜
Lettre de motivationの最初に使う文章です。
adresserはビジネスシーンでも良く使う動詞です。

acquérir une expérience
「経験を得た」という文章はlettre de motiationに頻出です。

réaliser / effectuer un stage
スタージュの経験についてもぜひ触れましょう。
特にjeune diploméの人は職歴があまり無いので、
スタージュについて書かないとLettre de motivationが埋まらないのです。

Dans l'espoir de vous rencontrer prochainement, je vous prie d'agréer, Madame, Monsieur, l'expression de mes salutations distinguées.
最後に必ず書く文章です。「この文章はこのまま、まるごと覚えましょう」とフランス語の先生に言われた記憶があります。

フランスでRH (人事部) の仕事を以前した時に、たくさんの履歴書とLettre de movivationを読まさせていただく機会がありました。
これは外国人の自分にも言えることなのですが、やはり文章でその人のフランス語力は分かってしまうのです。

その場その場で適切なフランス語の文章を書ける能力
(=仕事で適切なフランス語を使える能力)は、Lettre de motivationで判断されています。



2016年8月31日水曜日

履歴書のフランス語

フランス語の履歴書で必出の単語について、自分で大事だなと思うものを並べてみました。

formation
学歴
上から大学・高校と、時間を遡って書きます。
中学・小学校は書かないのが普通です。

expérience professionnelle
職歴
アメリカのドラマ「How I Met Your Mother」で主人公テッドも悩んでいたけれど、
professorの綴りってややこしい。
そんな時は、expérience professionnelleを覚えておけば大丈夫。
s,n,lは2個ずつです。(Saturday Night Liveと覚えてるのは、私だけ?笑)
だからprofessorもsだけが2個です。
フランス語をやってると、こういう所で楽できるのが嬉しい。
…話がそれてしまいました。

gestion
管理
詳しい勤務内容を書く時に必ず使います。面接でも使います。
gestion des comptes とあれば、会計を担っていたということになります。

au sein de 〜
〜において
「○○で△△を担当」といった文章に便利です。
au sein de 〜は、新聞で良く目にする重要単語です。

informatique
パソコン技能
ワード・エクセル・パワポ一通り使える人はPack Officeと書いて終了。

centre d'intérêt
趣味
フランスの履歴書では必要な項目。
自己アピールする恰好の項目です。

尚、フランスの履歴書では、写真と年齢(生年月日)は記入する必要はありません。
これは、差別を防ぐためです。
ただし、フランスの日本企業では写真や年齢を記してくださいと言われる場合もあります。

2016年8月28日日曜日

お仕事のフランス語

日本で仏文の学生としていた時には、授業で習わなかったけど
(でも、そんな受け身の姿勢じゃ本当はダメなんだけど)
フランスで生活してみたらすっごく大事!なフランス語を並べてみたいと思います。

今回はお仕事編です。


période d'essai 
試用期間。
職種や雇用形態によって期間は様々です。
重要なのは、試用期間中もお給料はcontratに記された額面をもらえるということ!

RTT (réduction de temps de travail)
週35時間を超えて働いた場合の超過時間を、有給に割り当てること。
任意のシステムなので、会社によってはRTTのシステムがないところもあります。

compte épargne temps (CET)
超過労働を貯めて、早期退職に充てたり、退職時に清算して報酬としてもらえるシステム。
任意のシステムです。

avantage en nature
会社がオプションでつけてくれる福利厚生。
Ticket Restaurantや、冠婚葬祭時の休暇、ホテルなど施設の割引制度など、
会社によって色々あります。

faire le pont
有給を使って1日休んで、飛び石連休を連休にすること。
木曜日が祝日だと、フランスでは十中八九金曜日に有給を取って、4連休にします。
(ちなみに、2日休んで大型連休にするのはfaire l'aqueduc。これは夫が考えたジョークです)

rupture conventionnelle
別名rupture amicale
雇用者と被雇用者の同意のもと、契約を破棄すること(= 仕事を辞めること)。
CDIが対象です。
失業年金がおりるのと、会社からindemnité (補償金)が出ます。
手続きに時間がかかります。