絶賛ぬくぬくクリスマス休暇中ですが、ふと就活について考えてみました。
実は、私は日本での就業経験がありません。
学生時代に日本の就活さえも経験せずに、卒業後はフランスに戻ってきて就活をしました。
(日本の母校のキャリアセンターではネタになっているというか、『進路不明』のまま海外渡航した学生として認識されています 笑)
そんな状態でしたが、今ではとてもやりがいの感じる・条件面でも満足しているお仕事をさせてもらっています。
本当にありがたいことです。
いきなりなフランスの就活活動で気づいた大事なことがあるので、記してみたいと思います。
1.日本の学歴があるなら、日系企業にどんどん応募すべし
日本の大学のネームバリューが通じるのは、やはり日本の社会に限られています。
そこで、私みたいに日本の学歴が頼りだぜ!という人は、やはり日系企業を中心に片っ端からCVを送るのが大事だと思います。
2.フランス語は自分のためにも勉強すべし
このインターナショナルな世の中、英語でどうにかなる仕事もフランスには多くあります。
ただ!ここはフランス、仕事は英語で行えても、最終的にconvention collectiveやcontratを読む時はフランス語です。
労働局のHPを読む時もフランス語です。
被雇用者たる者、最終的に自分の身を守れるだけのフランス語力が自分にはあるのか?自問してみるべきだと思います。
3.日本のビジネスマナーが身に付いているべし
ここはフランスですから、日本のビジネスマナーはフランスでは必要ないかもしれません。
ただ、日本人である自分を雇ってくれる会社は、少なからず「日本人であること」に期待をしていると思った方が良いでしょう。
例えば、いつか日本人の取引先と顔を合わせることが会った時、間違っても「あの人は日本人だけど、ずいぶんフランスナイズされちゃってるから感覚が合わないな〜」なんて思われないように。
そう思われたら最後。厳しいようですが、そんなことなら最初から優秀なフランス人を雇っておけば良かったとRHの人は思うでしょう。
求めているのは「フランス流と日本流の双方の仕事の進め方を知っている人」です。
更に、
日本のクライアントに重きを置いている会社なら、「それでも、最後に日本流の仕事の進め方で、会社に利益をもたらしてくれる人」です。
逆に、フランスのクライアントに重きを置いている会社なら、フランス流の仕事ができる人を探しています。
4.日本人がたくさん働いている環境が必ずしも自分に合っていると思うべからず
1.と相反することを言っていますが。日本人がたくさんいれば、もうそこは日本人の馴れ合いの空間です。
自分の労働倫理と合っていて、働きやすければそれで良いでしょう。
でも、もし万が一、自分に合っていないと思ったら、辞めることを考えた方が良いと思います。
自分のためにも、会社のためにもなりません。
(否、フランス流に言えば、自分のためになりません。それだけです。)
例えば、「君のことはちゃんと考えてるよ。労働ビザも出せるように頑張ってるよ」と言いながら、なかなかビザを出してくれない会社。
ノワールで雇おうとする会社。
「試用期間は、contratに書いてある金額の半分だよ」としれっと言っちゃう会社。
「日本人である君を雇うんだから、日本人のように働いてくれよ」と要求する会社。
寝言は寝てる時に言いましょう。
ここはフランス。フランスに法律に則って、爽やかにホワイトに働きましょう。
違法なことをしている会社とは、すっぱり手を切りましょう。
Vous méritez mieux que ça.です。
ちょっと真面目なことを書いてしまいました。
はい、今からクリスマス休暇モードに戻って、ボーッとしてきます 笑
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