2017年10月21日土曜日

パリ郊外に引っ越して驚いたこと 3選

パリとパリ郊外ってこんなにも違うなんて!と驚いたことがあったので、この驚きが新鮮なうちに…

人が優しい
パン屋さんも、スーパーもマルシェもお店の人が優しいです。
初めて行ったお店でも、Vous allez bien, Madame ?って聞いてくれる…
パリじゃあ、こっちからVous allez bien, Monsieur ?って聞かないと仲良くしてくれなかったのに…(@パリの某行きつけ19区のお肉屋さん)
パリのMonoprixとかFranprixとかと違って、とってもお店の人が親切なので、こちらもついつい長話をしちゃいます。終始笑顔だから、あたしゃ頬の筋肉が痛いよ(いかにパリで仏頂面だったか、ということで笑)

パリの郊外よろしく、パリに毎朝お勤めに行く時は電車に乗って行くのですが…
電車の中もギスギスしていなくて、みんな優しい!イライラしない!
これは画期的です!
電車の中でボーッとして本でも読んで、ちょっと居眠りしたりして…
終点のパリの駅に着いたら、心のパリ・スイッチを入れて、仏頂面でメトロの乗り換えへと急ぐのです。
パリに住んでいた時よりも通勤時間は長くなったのですが、ストレスが少ないのでとっても気楽なもんです。

夜が早い
パリは、家の近くのレストランやカフェが遅くまで空いていて、夜の21時なんて明るいんです。
…が、郊外は暗い。平日のレストランはあまり人がいなくて、とても静か。
お肉屋さん、パン屋も18時30分を過ぎれば片付けを始めるので、商店街も夜は静かなのです。
これは早寝をするしかありまあせん。

従って…
朝が早い
常設のマルシェが週に3回あるのも手伝って、買い物するために早起きしないといけません。
加えて週末のマルシェは日曜日の朝。日曜日は朝8時に起きます。
なんなんだ、この規則的な生活は!笑

花、野菜が長持ちする 
買って来た花が1ヶ月半長持ちしました。
パリにいた時は、1週間もてば良い方でして…
野菜は1週間余裕でもちます。冷蔵庫を買い替えたからかね?

…もちろんこれだけではないけれど、郊外での生活は新鮮なことが多くて、快適です。

2017年10月7日土曜日

わざわざパリまで行く価値あり!な日本食レストラン

以前お昼に行って、美味しすぎて感動したレストラン
KAWAMOTO さん

今度は、夫の誕生日のお祝いに今度はディナーに行ってきました。
美味しすぎました〜!またすぐ行きたい!

いただいたのは、おまかせコース(7品)
前菜盛り合わせ

イチジクのアボカドソース
バッテラ
いんげんの白和え
甘酢大根
蜜漬けのプチトマト
枝豆
…KAWAMOTOさんのお料理は、本当に丁寧に作られていて、美味しい…溜息が出ます。
イチジクをアボカドソースで食べるとこんなにも美味しいのですね…
バッテラ一口食べればここは日本です。

あさりの酒蒸し

あさりのお出汁と優しい塩味にネギのアクセント、お酒の風味…たまりません!一口食べる度に、夫とおいしいね〜!の連続
お汁もぜーんぶ飲み干したら、ぷふ〜と幸せの溜息(これで何回目の溜息だろうか!)

お刺身



サケとマグロとカツオのたたきでした。
カツオのたたき美味しかったです。
私もいつかPicardのカツオ買ってやろうかね。
1回買ったっきり、その後Picardのお刺身は買ってなかったのです。
Picardのお刺身だってイケるっちゃあイケるのです。

茄子の田楽

KAWAMOTOさんのシグニチャーディッシュと、レストランにお邪魔する度に楽しみにしている茄子の田楽。
白みその甘だれ、美味しいなあ。家じゃこんなに上手に茄子は調理できない…

 鴨と地鶏のグリル

すいません、あまりにも美味しすぎてお野菜ちょっと食べた後に写真撮りました…
甘辛のタレと、絶妙な焼き加減のお肉が、最高でした。
鴨も地鶏も美味しい…美味しいよ…
野菜もあんまり焼きすぎていないのが、また良いのです。
フランスではクッタクッタに形もなく煮込まれた野菜しかお見かけしないので、こういう美味しい野菜料理が食べられると嬉しいのです!

この後に、握り寿司がありました。
美味しくって、写真撮るのも忘れずに食べてしまったよ。
マグロ、エビ、サケ、白身(タイだったかな…)のお寿司でした。
小ぶりのお寿司が、お肉料理の後にまたちょうど良いのです。

デザート

抹茶あんみつ
奥様がロウソクを付けてくださって、ハッピーバースデーを歌ってくださいました。
奥様は、ハキハキとしていて、明るくってとても素敵な方なのです。

丁寧に作ってくださる美味しいお料理と、素敵な雰囲気、そして奥様のハキハキなサービス…郊外に住むと、パリに行くのが億劫になるんですが、KAWAMOTOさんに行くためなら、あたしゃせっせとパリまで行きますえ!

今度はいつ食べに行こう…とお料理の写真みながら、今から楽しみなのです!

2017年10月5日木曜日

今回日本からどうしても持ってきたかった○○

今回の一時帰国(もう一時帰国から1ヶ月も経っている!日本恋しや ほうやれほ)で持ってきたかった○○

ちびまる子ちゃん

はい、今頭の中で
♪楽しいことならいっぱい 夢見ることならああ めいっぱい♪が流れましたね 

フランスで日本語で読書なんて、日本米と同じくらい嬉しい…と思っています。
慢性ホームシックなので、本に飢えています。
せめて、日本で読んでいた本を、フランスに持って来て読もうじゃないか。
そして、その時くらいは日本に帰った気分になっても良いんじゃない?

ということで、ちびまる子ちゃん。
アニメ版は初期の色が薄めの方が好き。
最近のは色が眩しくって、そして過剰な演出じゃあないですか…
ということで、大学生になってもアニマックス(ケーブルTVのアニメチャンネル)で、ちびまる子ちゃんを観ていた日々。幸せだったな〜
これがまたオープニングもエンディングも曲が素敵なの!
最高なのが、植木等さんが歌っている針切じいさんのロケン・ロール

実家に部屋には1〜3巻まであったので、それを持ってきました。
ちびまる子ちゃんが今フランスの家にある、この幸せ!
やっぱり海外移住してみるもんだ、小さなことで最大限にハッピーになれるよ!

次日本に買ったら残りの巻も大人買いしよう。
それくらいしても良いよね、私大人だし!(この前誕生日で、どう四捨五入しても30になる年になったし!)
ちなみに、1〜3巻で特に好きなのは、
・まるちゃんの家族が貧乏の話 
・さくらももこさんがディスコに行った話
・幼稚園のプールの話 
・さくらももこさんが東京にお勤めに出た話(涙なくしては読めませんよ)

家でゴロゴロしてるが好きという出不精で、おまけに良く寝る。
朝酒はしないけど、お風呂は好き。
小原庄助さんみたいな子だ、とよく母にからかわれていましたが…
ちびまる子ちゃんもキートン山田にそう言われていた!
落語、お笑いが好きで、実は私今おかっぱだし(一時帰国で「広瀬すずにしてください」と恥ずかしげもなく言ったら、上手に切ってくれたけど、顔が昭和顔でもうこれはおかっぱでした)、ますます他人とは思えない!
ついでに言うなれば、お仕事で大変お世話になっている日本の方にも、この前そう言われましたの。

ちびまる子ちゃんで日本、家族のことを想います…
最後にちびまる子ちゃんの名言
あたしゃ、つくづく牽牛って男は、女でダメになるタイプだと思ってたよ

ほうら、あなたもちびまる子ちゃんを観たくな〜る観たくな〜る 

2017年10月3日火曜日

おすすめのLepinay Chocolatier

郵便番号75番(パリ)から77番(パリ郊外)の住民になって、気づけばもう1ヶ月経っていました。
郊外生活、かなり快適です!
そりゃあ何が良いって、静かで人が優しいこと。豊かな生活が送れそうで、これから楽しみです。

豊かな生活と言えば、欠かせないのが美味しいチョコレート。
家の近くにあるのがLepinay Chocolatier (ルピネ・ショコラティエ)。
フランスのチョコレートはカカオの風味が強くて美味しい。(ベルギーのチョコレートは自分的には甘すぎるのです。例えばゴディバとか、Jeff de Brugesとか)
Lepinayのチョコレートは、カカオの風味とその他のフレーバー(プラリネ、カフェ、ミルク)のバランスが抜群です。
美味しすぎて、リヨンのベルナション(我が家はベルナション好き)とか、ジャック・ジュナンとか、シリル・リニャックとかもうどうでも良くなっちゃった 笑

ちなみに、個人的にチョコレートの美味しさはPalet d'orを食べれば分かると思っていて、ベルナションもPalet d'orも美味しいのだけど、Lepinayの方が何倍も風味豊かでぶっとぶ美味しさだったのです。

この前お店に行ったら、たまたま奥様がいてお話していたら(こうやってお店の人とお話するの好きです、人とのつながりと感じる素敵な時間)、今年12月に名古屋に日本に初出店されるそうです。
自分の母国に出店されるというのが、これまた嬉しくて、私も密かに名古屋出店が待ち遠しいです。

おまけの話
チョコレートが食べたくなる映画

ジョニー・デップがまだ2枚目だった頃。

ショコラ繋がりで
『最強のふたり』もそうだけど、やっぱりオマール・シイっていいなぁと思うのです。

あと、チョコレートだったらキャンパスでロケをしていたこれも…
私は有村架純も溝端淳平も会えなかったけど、ドラマの石原さとみは可愛かった〜

2017年10月1日日曜日

朝も昼も夜もカウンターで

パリ在住5年目のくせに、半年前くらいに、やっとことさ一人カフェデビューをしました。
それから、時間があれば一人でカフェ。

今までは、
ひとりでカフェに入っても、ウェイターさんが気づかなくてずっと座ってる、なんてことになるじゃないか…嫌だな〜
なんて思っていたのですが、 ある時入ってみたら、これが結構素敵でした。

コツその1
カフェに入ったら、店員さんに笑顔で挨拶。しっかりアイコンタクト。
これで自分の存在をアピールしておいて、好きな席に座る。
あ、今来たお客さんあそこに座ったな、と分かってもらえる。

コツその2
オーダー・お支払いは素早く。
もう頼むものが決まってる時は、店員さんが来たらすぐに頼む。
オーダーしたものが来た時に、レシートも持ってくるのでそこでお支払いを済ませておく。
そうすれば、あとはゆっくり飲むなり、食べるなり、1日中好きなだけそこにいましょう。

この2つだけ注意しておけば、あとはゆったり自分の時間に浸れるんです。
エスプレッソがだいたい2〜3ユーロくらい。これでずーっとゆっくりできるって、なかなか優雅だと思うのです。

…しかし最近は、違う場所に一服。
それはカウンター。
カウンターってなぜか男の人しかいないんだけど、まぁそれはそれで良い。

なぜカウンターが良いか。
理由その1
安い。
パリのお洒落な地区のお洒落なカフェで飲んだのに、ショコラ・ショーが2.2ユーロでした。
これって結構破格じゃないですかね。

理由その2
早い。
カウンターの向こうには必ず店員さんがいるわけで、飲み物を頼めばすぐ来ます。
次の約束まで15分空いてるけど、カフェで座ったりするとひょっとすると店員さんの対応が遅かったりして、コーヒーが来る前に時間切れになっちゃうよ
なんていう時も、カウンターだったら心配無用。

朝も昼も夜も、ちょっとしたすきま時間に一服。おすすめです。

ちなみに、最近のカフェのお供は…

パリが近代どのように整備されていったか、職人、地区、警察等の共同体から探る名著。
パリは、都市計画が面白い。だけど、住人自らがどのように共同体を形成していったか、これもまた興味深いのです。
オスマンのパリ改造だけでは、パリは語ろうと思っちゃあいけない!