フランスの国旗とオランド大統領の写真が必ずあります。
椅子がダダーッとあり、1列目は新郎側の立会人と新婦側の立会人、そして新郎新婦が座り、2列目以降が家族と友達…という具合に座っていきます。
市役所の人が「この大変おめでたい日に…」と結婚とは、2人が一緒に暮らすとは…とスピーチをし、acte de mariageを読み上げます。
このacte de mariageには、新郎新婦の出生地や誕生日、両親の名前、立会人の住所といった細かな情報が記載されています。
加えて、「結婚したら、共に助け合わなければいけません」「将来子供ができたら、その子供の教育に対してあなた方は責任を負わなければいけません」などとも記されています。
これを途中までひたすら読み上げて、途中で
Consentez-vous à prendre pour époux(épouse) Monsieur(Madame) (新郎あるいは新婦の名前) ici présent ?
と聞かれるので、元気に大きな声でouiと言いましょう。
Ouiと言ったらすぐに誓いのキスをしていいのかと思ったら(実際に、今か今かと待ち構えていた花嫁、ここにひとり) 、
その後に指輪を交換します。(そりゃそうだ)
最後の市役所の人が厳かに
Au nom de la Loi, je déclare Monsieur (名前) et Madame (名前) unis par le mariage.
とおっしゃるので、キスはその後です。
「それでは今キスしてもよろしいんでしょうか?」と聞いた抜けた花嫁は、私です 笑
誓いのキスをした後に、書類に新郎新婦がサインをして、次の新郎新婦の立会人がサインをして、無事acte de mariageは完成です。
その場でlivret de familleとacte de mariageをいただき、めでたく式は終了。
その後は、salle de mariageでみんなと一緒に集合写真を撮ったりしました。
そして、ゲストの皆さんは市役所の外に出ます。
なんとなく恥ずかしいので、新郎新婦はまだ市役所の中にいます。
だいたいの場合は、この後新郎新婦が市役所から出てくる時に、コンフェティやライスシャワーをしますが、私たちは準備しませんでした。
simple is the bestというモットーに則った
ちなみに環境保全のため、私たちの市役所ではコンフェティやライスシャワーは禁止でした。
フランスの市役所ではそういうところは珍しくなく、代わりにシャボン玉シャワーとします。
ゲストみんながシャボン玉をふくのです。
これはお子さんのゲストが多い時には、あとでおもちゃになるので、bonne idéeだと思います。
この後、車でいらっしゃったゲストに相乗りさせてもらってみんなでホテルに移動しました。
思い返してみると、
うわああ、いよいよ結婚するんだああああ!という気持ちが高まって、ところどころ記憶が飛んでおりました。
でも間違いなく今までで1番幸せな日でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿