2016年8月16日火曜日

フランス、夏の申し送り

日本の猛暑ほどではありませんが、フランスの夏もなかなか暑いです。
今週1週間は、パリも暑いです。

ヨーロッパの日差しはとても強いせいか、よく晴れた日などは
canicule (猛暑)
という言葉をニュースでよく聞きます。

caniculeの際に、フランス人はどうするかと言うと、
・日中は雨戸を閉める!
・夜になったら雨戸を開けて、窓全開!
この2つは厳守です。

フランス特にパリのアパルトマンには、クーラーがついていません。
涼しい空気を夜のうちにできるだけ取り込んで、
日中を涼しく過ごすのです。
(湿気のないフランスだからできるんですね。湿気のある日本で閉め切ったら大変!)

日中どうしても暑くなっても、間違っても雨戸を開けてはいけません。
(私は一回やってしまいましたが、室内は余計暑くなりその後が大変でした)

もし日中を家で過ごす時は、閉め切った部屋でランプを点けて、読書なり料理なりをするのです。
夏なのに部屋が暗いのでちょっと不思議な感覚です。
(閉め切っているので、オーブンで料理すると暑くなります。キッシュやラザニアなんかは料理しません。)

フランスの先人の知恵、電気を使わず涼しく過ごせる妙案なのですが、
夜に窓を全開にすると虫が部屋に入ってくるのが難点です。

フランスに網戸があればいいのに。
夏になるといつもそう思ってしまいます。

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