2016年8月26日金曜日

市役所に予約を取りに行った時のお話

前回、指輪を買ったお話をしたので、
その次のステップについて書きたいと思います。

さて、指輪を買った私たち。もちろん、それだけでは結婚はできません。
どこで結婚するか決めなければいけません。

フランスでは、カップルが住んでいる場所か、どちらかの両親が住んでいるところの市役所で結婚することができます。

私たちはパリに住んでいるのですが、
パリだと人が多く、ゲストの方にもゆっくりしていただけない…
ということで、夫の両親が住んでいる町で結婚することにしました。

早速、週末に夫の両親が住んでいる町の市役所に行き、
「私たち結婚したいんです」と受付で言いました。(わ、若い 笑)

フランスでは、いわゆる誓いの言葉をする"結婚式"は、市役所でしか行うことができません。
日本と違い、書類が受理される入籍の日が必然的に結婚式の日になります。

私たちは、オフィスに通され、
・Yumiさんが外国人なので、これこれの書類が必要です
・Yumiさんが外国人なので、mariage blancじゃないか確認する面接をします
・その他にも、こんな書類やあんな書類を提出してください
と色々丁寧に説明していただきました。

実は、その街では、日本人とフランス人のカップルが結婚したばかりだそうで、
「日本人の場合は、こういう書類を大使館に頼んでね」
と教えていただきました。
前例があると非常にありがたいです。
お顔もお名前も存じ上げませんが、私たちの前に結婚された日仏カップルの方、
ありがとうございます!

その後、最後に市役所で結婚したい希望日を伝えて、仮予約をしました。
市役所からは、数日後、面接の日程が指定されました。

こうして、1回目の市役所訪問が終わりました。

数週間後、日本から取り寄せた書類を持って、2回目の市役所訪問です。
書類の確認が終わると、夫と私は1人ずつ別室に呼ばれて面接を行いました。

面接と言っても、プリフェクチュールのようなおっかない雰囲気ではなく、
とても気さくなものでした。
でも、フランスの市役所の職員さん、お仕事はちゃんとします。
「日本かぁ、いいねぇ。いつか行ってみたいって思ってるよ〜お寿司も好きだし!」
という気軽な雑談に間に
「それで、パートナー(=夫)にはお兄さんがいる?」
と真面目な質問を挟んできます。

面接は10〜15分ほどで終わり、2人とも部屋に呼ばれて、
「合格です」と伝えられました。
これで、市役所での結婚式の日取りが確定しました。

実は、夫とは結婚の前にPACSをしていましたが、
PACSのための書類集めの方が大変だった気がします。

でも考えてみれば、PACSはパーティがないけど、結婚式は披露宴がある!
これがなかなかくせ者でした。
その話は、また次の機会に。


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