2016年9月29日木曜日

フランス人にも大人気 ポテトサラダ

この前、ポテトサラダをフランス人の友達に振る舞ったら、思いのほか気に入ってくれたので、忘れないうちに記しておきます。
こうやって書き溜めていったら、いつか献立に悩まなくなるはず!
(ものぐさ主婦の独り言です)

ポテトサラダ5人分のレシピ
・食べる3時間前に、玉ねぎ1個を半分に切って、薄切りにして水に浸しておく
・食べる30分前に、キュウリ(フランスの普通のキュウリなら1本分、日本サイズなら3本分)を厚さ5ミリほどの銀杏切りにして、塩もみして放置しておく
・ジャガイモ中〜大を8,9個を水から茹でる
・ジャガイモが茹で上がる5分前に、みじん切りにした人参(1本分ほど)を入れて、ジャガイモと一緒に茹でる
 (人参が少し固く茹で上がるとなかなか美味しいです)
・茹で上がったジャガイモと人参を一緒に、ボウルに移す
・素早く大さじ2杯のお酢と大さじ2杯のマヨネーズを入れて、フォークでジャガイモを潰しつつ混ぜる
・水に浸しておいた玉ねぎと塩もみしていたキュウリも、水気を切ってボウルに入れる
・素早く全体を混ぜる

And it's that easy!出来上がりです。

フランスでもポテトサラダは人気ですが、ジャガイモとマヨネーズを混ぜただけというシンプルなタイプ。
日本のポテトサラダのように色んな野菜が入っていて、色々な食感が楽しめるのが新鮮だったようで、美味しいと気に入ってもらえました。
日本食を作る時は、副菜で結構悩んだりするので、好評のこのポテトサラダは定番メニューになりそうです。

2016年9月28日水曜日

念願の肉鍋を食す!

この前、ずっと行きたかった肉鍋を食べに行きました!
この1ヶ月間ずっと肉鍋を食べたくって、そのことで頭がいっぱいでした 笑
(私の食に対する執念!)
留学時代から仲良くしてくれているお友達と一緒にお仕事帰りに行ってきました。
Rちゃん、付き合ってくれてありがとう!

パリで肉鍋と言えば、
Le Lac de l'Ouest
7 rue Volta 75003
3区のArts et Métiersの中華街にあります。
パリによくある小さくてこじんまりとしたレストランです。

ずっと夢見ていた肉鍋!
とっても美味しかったです!!!
なんか、こう、「これを食べたら風邪引かないぞ!」って思わせてくれる味でした。
お鍋の中に細切りにした牛肉と、白菜とお豆腐が入っています。
スープは唐辛子がなかなか効いています。
私は辛いのは好きなのですが、Moyenを頼んでもちょっと辛く感じました。
次からはPas piquantにしてもらうか、Moyenを頼んでちょっと冷まして食べようと思いました。
(はい、肉鍋が運ばれてきてすぐにがっつきました 笑)

肉鍋と一緒に、これもまた食べたかった海老の一品料理も頼みました。
この料理もメニューに、肉鍋の隣で写真付きで大きく載っています。
このお料理は、炒めたぷりっぷりの海老に醤油とお酢の利いたタレが絡めてあって、これまた美味!
海老好きの人にぜひおすすめしたい一品です。

お仕事帰りにお友達と美味しいご飯を食べて、おしゃべりして大笑いするのってなんて幸せなんでしょう!

お仕事がんばろう!と元気をもらえた夜でした。

結局その夜は食べ過ぎて、家に帰ってベッドでヒーヒー行ってて夫に笑われましたが、翌日になると「なんか、また肉鍋食べに行きたい!うん、行きたいぞ!」って思ってしまいました 笑
うん、また早く食べに行きたいな 笑

2016年9月26日月曜日

フランスの社会人2年目が考える、大事なフランス語力

気がつけば、フランスで社会人2年目になっていました。
就職難のフランスの外国人社会人としてやっていく上で必要なフランス語力について、色々と思うところがあるのでちょっと綴ってみたいと思います。

フランス語はB2レベルは最低条件
フランスで働く以上、フランス語は必要不可欠です。
オフィスに電話をかけてくる人はフランス人ですし、オフィスを訪れる人ももちろんフランス人です。
日常生活のフランス語は臆することなく、自然とフランス語が口から出てくるくらいのレベルが必要です。

ビジネスフランス語が使えることも最低条件
いくら学生の時にみっちりフランス語を勉強していても、そして留学していても、どんなに日常生活のフランス語に問題がなくても、ビジネスフランス語が話せないと厳しいと思います。
ビジネスフランス語で大事なのは、ビジネスメールの書き方、電話対応だと私は思います。
(会議での意見交換など、対人のフランス語は、大学のフランス語のプレゼンの応用で対応できます。というか、私はそれで対応しています)
電話の対応は、1回ググって再確認すれば良し。

やっかいなのは、ビジネスメールの書き方。
話し言葉と書き言葉の文体が異なるフランス語で、ビジネスメールはその最たる例のひとつです。
独特のメールの言い回しは、周りの同僚に教えてもらうまでもなく自分で書けるようになっていないと、業務は厳しいと思います。
新任の日本人にフランス語を教えてくれるほど、 フランス社会はゆとりはありません。

実は、フランス語のビジネスメールの書き方は、新社会人のフランス人もはじめは苦労するんだそうです。
では、どうしているのか?
だいたいのフランス人は、スタージュをしている時に修得します。
スタージュが終わった時に無事にその会社に雇ってもらえたその時は、既にビジネスフランス語はマスターしているのです。

フランス文学や論文は大学でみっちり勉強したり読んでいたのですが、フランスで働き始めた頃はビジネスメールに苦戦していました。
そんな時、ひたすら実践していたのは、フランス人から送られてくるビジネスメールで
「これは使えるぞ!」
というフレーズをメモしておくこと。
このメモが結構役に立って、社会人1年目は、1ヶ月ほどでビジネスメールには苦労しなくなりました。


日本語が母語の人が仕事を見つけるのは、フランスではなかなか難しいです。
日本語を話せる人を探している会社があっても、結局採用するのは日本語が上手なフランス人です。
就職難のフランスで、わざわざビザの手続きなどのリスクを会社が負ってまで、日本人を雇ってくれるところは限られてきます。
だからこそ、
「私はフランス人と難なくフランス語でビジネスができます」
というアピールが大事です。

そして、加えて英語も流暢だと更に良し!

お仕事のレベルアップを目指しつつ、いつも語学力を磨かないといけない、外国人社会人。
大変なことが多いですが、これも自分が選んだ道。
日々、勉強の毎日です。

2016年9月25日日曜日

それでも時々、片っ端からフランス語を復習したくなる

目標は、フランス語上手だねって言われなくなることです。
デーブ・スペクターさんみたいになって、twitterでダジャレをフランス語でかましてみたいです。

と、半分冗談の半分本気なようなことを毎日考えています。
下手すると10分に1回くらいは、そう考えているかもしれません。

フランスに住んでいるので、仕事でもフランス語、買い物でもフランス語、親戚の集いでもフランス語。
フランス語に囲まれて過ごしているおかげか、フランス語には不自由を感じませんが(本当にありがとうございます、大学の仏文科の先生方)
それでももちろん「自分のフランス語はダメだ」という想いにかられています。

フランス語の習い始めのスタート地点から、目指すフランス語レベルのゴールまで、道々、色んなことを勉強してきたけれど取り残してきたことがあるような。
そんな気がします。
この悩みはきっと一生続くんだろうなと思います。
非ネイティブの運命です。

勉強し残してきたこと、完璧に自分のものには出来ていないこと、そういうことを1つ1つ拾っていったら、どんだけ上達することか!
と思っていても、分かっているんです。
えぇ、ちゃんと分かっているんです。そんなに語学は簡単じゃないってこと。

それでも、大学生の時のフランス語の文法の教科書(京都大学フランス語教室編のManuel pratique de langue françaiseでした)を、1ページ目から隈無く読み直してみたり、Le Mondeの記事で分からない単語をしらみつぶしに調べてみたり、要は、効果があるかどうかは別として自分の欲を満たすためにやってるだけなんですが。

分からない単語1つに出会うだけで、自分がétrangèreと再認識されるような気がするのです。
フランスに生活していれば、やはり自分は外国人なんだなと生き辛さを感じるもの。
その生き辛さを感じる原因No.1がやはり言語です。

数年前のBACの哲学の問題じゃないけれど、言語はただの道具であるか?という問いにはOuiとNonの答えを用意したいです。

Oui…言語はただのコミュニケーション道具。言語がないと人間のコミュニケーションは充分に取れない。
Non…道具というよりも、ウチとソトを分別する判断基準。同じ言語を操れなければ、完全にウチにはなれない。 その判断をするのに言語が必要。

なんでフランス語をやってるんだろうと弱音を吐きたくなる時もありますが、そんな時は恩師の言葉を思い出すようにしています。
La vie, c'est une étude.

2016年9月23日金曜日

フランス夫婦の現状

フランスの夫婦は、だいたい共働きです。

理由はいくつかあるのですが、まずは、フランスの給料設定

新卒のお給料は、出身大学によって違います。
だいたいは、月給は手取りで1500〜2200ユーロほどからスタートです。
(手取りなのですが、これとは別途にまた税金を払わないといけないので、後で目減りします)

この後、cadre (出世するコース)とnon-cadre (入ったポストでずっと頑張るコース)によってお給料が増えていきます。

それでも1人が稼ぐ金額は、日本よりも少なめなフランス。
そのため、結婚後も2人がバリバリ働くのが普通です。

次に、女性の人生観

フランスの異性同士で結婚したカップルを想定してお話しますと、
「結婚したから家庭に入る」という考えはあまりありません。

「女だから、ほにゃらら…」という風潮があまりないので、
「えっ、結婚しても働くよ?」という感じです。
大変結構なことです。

男性も「君には、家をこと任せるよ」ということを期待していません。
「一緒に働いたら、収入も2倍になるからいいね!(てか、収入2倍じゃないと将来大きい家やアパートに引っ越せないから、働いてね!)」 というのが本音です。

フランスでは、「あら〜あなた専業主婦なのね。毎日つまらなくないの?」と心配されたりします。
(それはそれで、余計なお世話な気がします。好きで専業主婦なら、良いじゃないか!)

子供が生まれる時は、産休+育休を取ります。
育児休暇は人によるのですが、出産前のポストは100%保証されているので、職場に復帰する人がほとんどです。
男性も育休を取れるので、夫婦で無理なく産後の職場復帰を計画できるのが良いところ。

特に、フランスの産休+育休は充実しています。
女性が働きやすい環境が整っているのは素晴らしいことです。

そんなフランスの夫婦の現状、共働きが当たり前なので、家事も半分こです。
だから、旦那さんが家事を手伝ってくれて偉いわけでもないし、奥さんが料理上手で旦那さん良かったね!ということもありません。
みんな働いて、みんな家事をするのです。

私たち夫婦も、御多分に漏れず、共働き。
9時5時は働いて、あとは夫婦のプライベートな時間です。
なかなか良いです。


2016年9月22日木曜日

フランスの秋はGジャンで過ごす

めっきり涼しくなってきたので、パリの人の服装もだいぶ変わってきました。
そんな中でよく目にするのがGジャン。

おしゃれな女性が良く着ているアイテムです。
良くあるパリジェンヌのスタイルと言えば、
黒のスキニージーンズにプルオーバー、上からGジャンを羽織って、ストールを巻く。
そして、足下はアディダスのStan Smith。(ナイキのAir Maxも人気)
これで、今時のパリジェンヌ・コーディネートの出来上がりです。

ちょっとオーバーサイズで厚手のGジャンをゆるっと羽織るのが定番です。
袖口をまくるのも忘れずに。

気温が20度前後の今には、Gジャンはぴったりのアイテム。
中に着る服をセーターに変えて、ストールをマフラーに変えれば、11月までは乗り切れます。
その後、ちょっと温かくなった頃、だいたい4月くらいから、真夏が来る前の6月までは、またGジャンの季節です。
要は、すっごく暑い時と、すっごく寒い時以外は、Gジャンの季節だと言うこと!

Gジャンは、ジーンズだけでなく、ミニスカートと合わせても可愛いです。
以前、メトロで、Gジャンに小花柄のミニスカートの合わせて、芥子色のタイツを履いていた女性がいて、とってもおしゃれでした!



Gジャンは1度買ったら長く使えるアイテム。
そういう「一生モノ」のアイテムは、フランスの人は結構好きなんです。
私も、平日は着られないGジャンを着て、週末を過ごすのがささやかな楽しみです。

2016年9月21日水曜日

1日の始まりはフランスパンから

我が家の朝ご飯は、もろフランス風です。
つまり、トラディシオンのタルティーヌとオレンジジュースと温かい飲み物です。

朝、パン屋さんに買いに行けば良いのですが、
朝は朝で出勤前の準備があるので忙しいんです。(そして眠いんです 笑)

なので、考えだした方法は、前の夜にパンを買っておく!

日本で言うところのフランスパンには2種類あって、バゲットとトラディシオンがあります。

バゲットはトラディシオンよりも20サンチームほど安くて、味の質も若干落ちます。
バケットの食感、機内食のフランスパンのそれに似ています。

トラディシオンは、大きさがばらばらの気泡があるのが特徴で、小麦の美味しさがたっぷり詰まっています。

バゲットもトラディシオンも数時間経つと固くなり始めるので、
やっぱり焼きたてを買うのが1番美味しいです。

同じパン屋さんに何回も行っていると、だいたいパンの焼き上がり時間が分かるので、
それに合わせて買いに行くようにしてます。

それでも、前の夜に買ったパンは、翌朝には固くなってしまいます。
そこで、我が家では、買ったパンは綺麗な布巾につつんでいます。
そうすると、次の朝でも柔らかいままで朝ご飯に食べることができます。

それでも余ったパンは、ナイフでも歯が(刃が)立たないほど、固くなってしまうので、
その時は必殺技でパンを柔らかくします。

電子レンジをお持ちの人は、パンに少し水をかけて、1分ほど温めます。
我が家には電子レンジがないので、フライパンにパンを入れて水をかけて温めています。
そうするとホカホカのトラディシオンが食べられます!

以前は、余ったパンでpain perdu(フレンチトースト)を作っていたのですが、
残念ながら、朝にはそんな時間は無いのです!
なので、余ったパンは全てフライパンで温められて、朝ご飯としてありがたくいただいてます。


2016年9月20日火曜日

いつ行っても美味しいおすすめのレストラン

パリに住んで3年が経ちますが、残念ながらあまりおしゃれなレストランを知らないのです。
実は、全力でおすすめできるおしゃれなレストランは1軒しか知りません。

パリで学生をしていた時は、安くでお腹がいっぱいなって、友達大勢でわいわいしても大丈夫なお店を開拓していました。
楽しかった思い出です。

社会人になってからは、カップルで連れ立ったり静かなディナーの席が増えました。
「社会人になったからには、自分たちでも良いレストランを発掘しなければ!」と思った夫と私、
実は割と近くに美味しいレストランがありました。

今では、何かお祝い事があると、必ずこのレストランに行くというくらい気に入っています。

ここは、フレンチのビストロ・レストランで、お手頃な価格で美味しい凝ったお料理が食べられます。
サイドディッシュにインゲンとじゃがいもがででーんという感じではありません。
料理のプレゼンテーションもとても凝っています。
ランチは、前菜・主菜・デザートで24ユーロ程、
ディナーは、前菜・主菜・デザートで38ユーロ程です。

かれこれ2年ほど通っていますが、いつ行っても本当に美味しいです!
いつもお客さんで賑わっています。

La Bulle
48 Rue Louis Blanc, 75010 Paris

やはり、近所にお気に入りのレストランがあると、人生豊かになるんだなぁと思います。
そして、パリでもやっていけそうという自信につながります。

2016年9月19日月曜日

茄子の肉味噌

今晩の献立がヒットだったので、忘れないうちに書いておきます。
ここに書いておいたら、いつか献立に困った時に戻ってこられるので 笑

・タラに茄子の肉味噌を添えて (欧米航空会社の日本語メニューみたい)
・さやいんげん
・お米

我が家では、夕ご飯は少なめ(野菜は多め)です。
夕ご飯は、寝てる間に空腹で起きない程度に食べれば良しというスタンスです。
お肉をガッツリ食べることはないのですが、日本食を作る時は少しお魚を食べたりします。
その代わり、お昼ご飯はたっぷり食べます。

今回は、Picardで天然のタラを買って来て、ニンニク醤油で軽く焼きました。
パリでは、なんだか怖くて、まだ鮮魚を買ったことはありません。
いつもPicardで買っています。Picardは便利!

茄子の肉味噌は、3日ほど前に作り置きして、冷蔵庫に入れておいてあるものを使いました。
茄子をさいの目に切って、ちょっとのニンニク醤油で炒めて、味噌と砂糖と味醂を入れます。
最後にひき肉をちょっと入れたら(ひき肉はなくても大丈夫)、良くかき混ぜて、
肉味噌のテクスチャーになるまで混ぜたら完成です。

この茄子の肉味噌が、夫に大ヒット!
美味しいと言ってくれる人のために料理を作るのは、嬉しいです。

この茄子の肉味噌を焼いたタラの横に添えて、一緒に食べたらとても美味しかったです!

タラと茄子の肉味噌の味が濃かったので、いんげんは薄味にしました。
ちょっとのお塩で軽く茹でただけですが、いんげん自体の甘みが美味しかったです。

Picardで買ったタラは8個の切り身が入っているので、
残りはどんな料理にしようか今から考えています。

2016年9月18日日曜日

パリの通勤に最適な靴

お仕事には、メトロを使っています。
パリにも、東京ほどではありませんが、通勤ラッシュがあって混雑する時はなかなか混雑しています。

そんなラッシュの時も、オフィスシーンでも最適な靴はなんだろうと考えてみました。

【メトロ編】
パリのメトロでは、列に並ばない人や、右側通行を守らない人が多くて、
とても臨機応援に対応しなければいけません 笑
メトロに乗っている女性を見ると、みなさんフラットシューズかローヒールの靴を履いています。
確かにハイヒールではパリのメトロは生き残れません!

【オフィス編】
オフィスで大事なのは、快適でありながら清潔な印象を与える靴を履いていること。
そして、どんな服装にも合うオールマイティなデザインの靴であること。

【街歩き編】
パリの歩道は石畳なので、ヒールには向きません。
パリで高級ブランドのハイヒールを履いている方は、あまり歩く必要がない方です。
こういう方は、移動にはメトロではなくタクシーを使われるのです。
ただしお仕事では、あっちに行ったり、こっちに行ったり、結構歩いたりするものです。
なので歩きやすく快適で丈夫な靴が理想的だと思います。

結果、私が考えたパリの通勤に最適な靴はこんな感じです。
【春・夏】
ローヒール(チャンキーヒールだと尚良し)の黒のパンプス。
あるいは、オックスフォード靴。

【秋・冬】
歩きやすいフラットの黒のショートブーツ。

これに加えて、
どうしてもハイヒールが必要な会に備えて、黒ハイヒールを常備してます。

2016年9月17日土曜日

湯シャンのす ゝめ

フランス人は総じてあまり髪を洗いません。

というのも、「水道水が硬水で、頭皮や髪を傷めるから」というのが専らの理由です。

最近では、シャンプーに入っている化学物質が良くないと言う説も有力で、その観点からも、毎日シャンプーする人は少ないように思います。

フランスに来たばかりの頃は、どうしても日本にいた時のように毎日髪を洗いたかったのですが、最近では私も毎日はシャンプーを使わないようになりました。

だいたい2日に1回シャンプーをする頻度です。

シャンプーをしない日は、湯シャンをしています。

毎日メトロに乗ったり、人ごみの中を歩いたりするので、さすがに洗わないのは、私的にはNGなのです。

最初こそ、シャンプーで髪を洗わないと、次の日は地肌がなんだかベタベタしていましたが、「2日に1回シャンプー」を初めて1ヶ月後くらい経つと、地肌もベタベタしなくなりました。

髪が根元から立ち上がってボリュミー!というわけにはいきませんが、それでもいい感じにまとまりが出るので、2日目はスタイリングが楽です。

フランス人の女性の友達でも、冬になると、髪を洗うのは1週間に2回くらいというタイプが結構多いです。
でも良いんです。

「2日に1回シャンプー」生活を始めて、初めて分かりましたが、シャンプーで洗ってない日の髪のまとまり具合が、フランス女性のおしゃれ無造作ヘアには欠かせないのです。

シャンプーで意図的に油分が流された頭皮や毛髪で、無造作ヘアに挑戦したら、あっちゃこっちゃから髪がピューピュー飛び出て大変。

学生時代の女友達は、「シャンプーで洗うのは週に1回。その他はずっとドライシャンプーを使っているわ」と言っていました。

その子の髪の毛は、いつもとっても綺麗で艶やかな栗毛色でした。

ドライシャンプーは、いつか私もチャレンジしてみたいと思います。

「黒髪では、シャンプーの白い粉が浮いて目立たないかしら」と、ちょっと心配になりますが…

2016年9月16日金曜日

もう2016年の夏は終わった

昨日から、パリはすっかり涼しくなりました。
それまでは33度(これ、パリでは猛暑です)だったのに、
いきなり20度くらいまで下がったので、みんな大わらわです。

これで、2016年の夏は終わり、秋があっと言う間に終わり、長い長い冬に入るのです。

メトロの通勤ラッシュでも、みんなその話をしているので、
そっと耳を傾けては「うんうん、そうだよね。もう夏は終わってしまったのだよね」と
ひっそり感慨に耽っています。

お洒落な人は、もうトレンチコートを着ていました!
しかも、本人は誰よりも早くトレンチコートを着ているのでちょっと得意気です。
そういう洒落っ気、好きです!

他にも早速ボルドー色の口紅をつけている人や、
秋を意識したコーディネートをしている女性から昨日からとっても増えていて、
そんな方を見ているだけで、季節の移り変わりを感じることができます。

今年は、残暑が本当に長くて、
「奥様、今年の残暑は辛いざんしょ」
という感じでした。(これが言いたかっただけ)

パリの夏は、カラッとしていて過ごしやすい!というのが定番だったのに、
今年の蒸暑かったこと!
通勤ラッシュ時のメトロなんか乗ってごらんなさい。
ベタベタして大変です。ここは日本ですか!と思うほどです。

それが昨日からいきなり涼しくなって、
私も急いで秋物のスカーフやらを引っ張りだしています。
秋になると、通勤コーディネートも考えやすいので、私は大歓迎です。
でもその後の長い冬がちょっと辛いなぁとも思うのですが…

2016年9月15日木曜日

ウェディングドレスを決めた時のお話

市役所の予約や披露宴の手配、招待状などの準備を進めているうちに、
すっかりウェディングドレスのことを忘れていました。
こんな花嫁って前代未聞!
とウェディングドレス屋さんのおばちゃんにブーブー言われました。

今日は、そんなウェディングドレス決めのお話です。

結婚式の場所がパリではないので、パリのドレス屋さんではなく、
結婚式の場所の近くにあるドレス屋さんにしました。

ドレス屋さんについて、インターネットで調べていて気づいたのは、
フランスではウェディングドレスは借りないで買う!ということです。

レンタル・ドレス屋さんはいくつかあるのですが、圧倒的に少ないです。
レンタル料も買う時とあまり変わりません。

インターネットで調べていくつか目星をつけて、実際に訪問してみました。

その後、ちょっと世話好きのおばちゃん達がやってるお店を見つけて、
予算的にもお手頃だったので、そこにすることにしました。

おばちゃんに
「出来るだけシンプルでゴタゴタしてなくて、すらっとしてるドレスが良いです」
 と希望を言ったら、
「任しときっ!」といった感じで、どストライクのドレスを出してくれました。
 その後、ベールも選びました。

その後、採寸をして、サイズ直しに1ヶ月程かかると言われました。

こうしてドレスも無事に選んだので、なんだかほっとした気分になりました。

ドレス屋さんで良く言われた言葉は
le jour J 
英語のD-dayをそのまんまフランス語にした感じです。
この言葉は、この先も結婚式の準備で方々で良く聞きました。


2016年9月14日水曜日

近所のお肉屋さん

フランスでは、お肉はお肉屋さんで買うことが多いです。
その方がスーパーより安くて、お肉の質も良いです。

フランスに来た頃は、なんだか気後れしてスーパーでお肉を買っていましたが、
最近はお肉屋さんで買えるようになりました 笑
(それだけでフランスの生活に馴染めた気分になれます)

お肉屋さんでは、下処理もしてくださるのでありがたいです。
émincer (薄切りにする)
couper en dés (こま切りにする)
hacher (ひき肉にする)
このあたりのボキャブラリーで下処理もお願いできます。

日本では見かけないお肉の部位がたくさん売っているフランスのお肉屋さんですが、
日本でお馴染みの豚バラ肉はありません。
薄切りにしてくださいと頼んでも1センチの厚さが限界です。

なので、アジア系のスーパーで豚バラ肉をお願いするか、
家庭用のお肉のスライサーを買って、自宅でスライスするかの二択です。
私は、まだパリで豚バラ肉を調理したことは残念ながらありません。

また、一般のお肉屋さんでも豚のひき肉はやってないところが多いです。
合い挽き肉のハンバーグを作るにも一苦労です。
近所のお肉屋さんでは、鶏肉のひき肉はやっていますが、500g以上の注文からです。

私の近所のお肉屋さんの店員さんは、ちょっと怖そうな職人気質の男性たち。

以前は、すっごく気さくなムッシューがお1人いて、とても仲良しになったのですが、
引っ越されてしまいました。
(ちなみに、その仲良くなったきっかけというのが、
 まさのMONOPRIXでムッシューがベーコンを買っているところに、
 ばったり会ってしまったからです 笑
 後で2人で大笑いしてしまいました)

今、お店に残っていらっしゃる職人気質の店員さんも、結構おちゃめです。
この前は、豚肉の塊(ラードで包んであって、紐でグルグル巻かれている塊)を買って、
「あの〜、その塊の紐を外してもらえますか?」
「はい」
「それで、ラードも外してもらえますか?」
「はい」
「それで、最後に悪いんですけど、薄切りにしてもらえますか?(但し1センチまで 笑)」
「はい」
その後、にやっと笑って
「それで、最後はお家まで伺って調理したらよろしいんでしょうか?」
とのたまわれました 笑

要は、私が色々と注文をつけすぎているので、からかわれたという訳です。
フランスのこういうフランクなところ、結構好きです。

2016年9月13日火曜日

フランス女性のオフィスコーディネート

バカンスが終わって、仕事モードになって早3週目。
会社に着ていく洋服で悩んでいます。

社会人になるまでは、ジーンズにTシャツがデフォルトでした。
否、正確に言えばジーンズにボーダーシャツがデフォルトでした。
(今年の夏はブルターニュに行きましたが、その時は「これでもか!」というほどボーダーシャツを着倒して、大変嬉しゅうございました)

さすがにジーンズにTシャツでは通勤できないので、毎日、何を着ようか考えています。

そこで、コーディネートの参考に地下鉄などでフランス女性のスタイルを勉強させてもらいました。

職種によって、もちろん差はあるのですが、日本の女性よりだいぶラフな感じです。
スーツで通勤している人はあまり見たことがありません。

特に夏はラフです。
コットンのノースリーブワンピースを着ている人を良くみかけます。(涼しいですもんね)
ぺったんこのサンダルも大好きです。(ヒールを履いている人は少数派)

日本のようなオフィスカジュアルはあまり存在していなくて、
みんながそれぞれ着たい服を着ている感じです。
ただし、みんな綺麗めなファッションです。
綺麗めというか、「あ、この人の今日のファッションのポイントはここなんだな」と
着ている人のコーディネートのこだわりが分かる服装です。

要は、
「私は、今日の仕事のために、服装もちゃんと考えてきました」
と伝われば良いということです。
つまりは、適当な服を選んで着て来ちゃダメということ。(これは自分への戒めです 笑)

フランス女性で良く見かけるコーディネートは、ビジューと服の色を合わせること。
カットソーに赤の色が入っていたら、赤のネックレスをしていたり、赤の靴を履いていたりします。
統一感があって素敵です。
ビジューを替えるだけで、同じ服で様々なコーディネートができるので、
ビジューは便利アイテムです。

他に見かけるコーディネートは、白・黒コーデ。
黒パンツに白ブラウスといったシンプルなコーディネートで、差し色で遊びます。
口紅を派手な色にしてみたり、スカーフを巻いてみたり…
とってもお洒落に見えます。
 
また、フランスの女性は、あまりお化粧をしません。
丁寧に下地を塗って、ファンデーションをして、チークとハイライトとシェードを入れて…
という肌作りの過程はあまりしない模様。
あるいは、とても優秀な化粧品を使っていて、厚化粧だと私が分からなかったのかもしれません 笑

みなさん、マスカラとアイラインと口紅で終わりという感じです。
ただ、眉毛の形を綺麗に整えている人は多いです。
形を綺麗に整えて、その後はアイブローペンシルで軽く調整しているようです。

オフィスでの時間を自分も周りも快適に過ごせるようなコーディネートを、
考えるのも社会人の大事な仕事だと思います。


2016年9月12日月曜日

昼寝のすゝめ

フランスに来て良くするようになったのが、昼寝です。

日本では、小学校低学年くらいまで、お昼寝をしていました。
うちは、「お昼寝をしないと遊びに行っちゃダメ」な家でした。

フランスに来てみると、子供だけでなく大人も昼寝をします。
それも、割とどこでも昼寝をしています。

公園のベンチや芝生の上、はたまたセーヌ川沿いで、誰かが寝そべっていたりしていても
誰も驚きません。

みんな休憩時間を使って昼寝をしているようです。

私の夫も昼寝が大好き。
平日は、仕事から帰ってくると20分ほど昼寝をしています。
週末は、お昼ご飯を食べたら昼寝しています。

この20分というのがミソのようで、あんまり長く昼寝をすると逆に眠くなっちゃうのだとか。
すっきり目覚めるには20分というのが良いそうです。

私も夫に薦められて、週末は昼寝をしています。
昼寝生活をしてみて思ったのは、

昼寝は一種のメディテーション
20分ほどの昼寝だとまだ意識があって、「半分寝てるけど半分起きてる」 状態です。
これは、ヨガなどのメディテーションと似ている感覚です。
なので、昼寝が終わった後は頭がすっきりします。

20分じゃ寝足りない
20分の昼寝はあくまでも頭をすっきりさせるためなので、
「しっかり寝て身体を休める」のには20分は足りないと思います。
私はロングスリーパーなので、しっかり寝て身体を休めるには、最低でも90分の昼寝が欲しいです。欲張り過ぎ!?

寝られなくても、とりあえず目を閉じてみる
寝られないな〜と思っても、目を閉じてみるのが大事だと思います。
「目を閉じると、仕事のことを考えてしまう!」という方は (私もそのタイプ)、
楽しいことを考えましょう。
私はたいてい、お寿司や海鮮丼のことを考えています。
そうするといつの間にか寝ています。

昼寝が大好きなフランスですが、間違っても電車内では寝ないようにしましょう。
スキがあると思われて、気がついたら荷物が無い!なんてことになりかねません。

2016年9月11日日曜日

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

この前、
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
という映画を見ました。

主人公のアラン・チューニングを演じるベネディクト・カンバーバッチの演技が素晴らしかったです。
彼の演技は、天才の苦悩を巧妙に表現していて、映画に更なる説得力を加えていました。
ジャンルが全く異なりますが、「ビッグ・バン・セオリー」のシェルダンに通じるところがありました。
(シェルダン演じるジム・パーソンの演技もこれまた素晴らしいです。一見の価値があります)

お話自体もとても興味深かったです。
第二次世界大戦中のナチス・ドイツが用いていた暗号器・エニグマの解読について、
恥ずかしながら、この映画で知りました。
アラン・チューニングや、エニグマ解読についての本は、色々出ているようなので、
今度読んでみたいと思います。

もうひとつ素晴らしかったのは、キーラ・ナイトレイの演技。
彼女は美しく、とても印象的な顔立ちをしているのに、映画毎にまるで別人のように変わります。
それもメイクで外見が変わるという、そういう次元ではなく、
彼女がまとっている空気が全く違うと思うのです。
ベネディクト・カンバーバッチとキーラ・ナイトレイ、彼らの演技がこの映画で光っています!

2016年9月10日土曜日

招待状 こぼれ話

結婚式の招待状を作った時のお話。

2人とも結婚式の招待状の文面を今まで考えたことがなかったので、
文章にはちょっと苦戦しました。
フランス語担当は夫、日本語担当は私です。

文章にしてみると、フランス語は割とシンプルで、日本語だとちょっと長かったです。
(日本の結婚式は様々なお作法があるので、それに影響されてのことだと思います)

日本語の文章は、
「拝啓」から始まり、
「○○の候、皆様には益々ご清祥の事とお慶び申し上げます」と季節のご挨拶を入れ、
「結婚することと相成りました」と結婚のご報告をし、
「つきましては、ささやかな小宴を開きたいと思いますので、ご出席承りたく…」とご招待のご連絡をし、
「敬具」で締めました。

フランス語の文章は、
Yumi et [夫の名前],
sont heureux de vous annoncer leur mariage.
Ils désirent fêter l'événement et vous convient à la cérémonie
qui sera donnée le [日付] à la mairie de [市役所の名前] à [結婚式の時間].

これだけです。
フランス語っていうのは、非常にシンプルでうまくまとまってるなぁと思います。

良く使う表現は、
être heureux de vous annoncer que 〜
これは、ビジネスメールでも使います。
類似で、avoir l'honneur de vous annoncer que 〜も使います。
何か嬉しいことをお伝えする時に使います。(と、なんとまあgénéralな説明)

convier
inviterよりも格式高いイメージの言葉です。
vernissageやプレスパーティなどの招待状でもinviterではなくconvierを使っている場合が圧倒的です。

あとは、
la cérémonie qui sera donnéeの代わりに、
se déroulera
aura lieuも使います。

2016年9月9日金曜日

Lettre de motivationのフランス語

フランスの就活で大事ななのは、履歴書とLettre de motivationです。
(履歴書で使う大事なフランス語はこちらです)

フランスの履歴書は「シンプルに見やすく分かりやすく」が大事です。
詳しくアピールしたいことは、Lettre de motivation (志望動機書)に書きます。

履歴書は、形式に慣れれば外国人でも書けますが、
Lettre de motivationは、ネイティブと外国人の差が明確に現れると言っても過言ではないと思います。
日頃からフランス語の新聞を良く読んで、フランス語の文章に慣れておくことがとても大事です。

これは使える!と私が思ったフランス語はこちらです。

je vous adresse ma candidature pour un poste de 〜
Lettre de motivationの最初に使う文章です。
adresserはビジネスシーンでも良く使う動詞です。

acquérir une expérience
「経験を得た」という文章はlettre de motiationに頻出です。

réaliser / effectuer un stage
スタージュの経験についてもぜひ触れましょう。
特にjeune diploméの人は職歴があまり無いので、
スタージュについて書かないとLettre de motivationが埋まらないのです。

Dans l'espoir de vous rencontrer prochainement, je vous prie d'agréer, Madame, Monsieur, l'expression de mes salutations distinguées.
最後に必ず書く文章です。「この文章はこのまま、まるごと覚えましょう」とフランス語の先生に言われた記憶があります。

フランスでRH (人事部) の仕事を以前した時に、たくさんの履歴書とLettre de movivationを読まさせていただく機会がありました。
これは外国人の自分にも言えることなのですが、やはり文章でその人のフランス語力は分かってしまうのです。

その場その場で適切なフランス語の文章を書ける能力
(=仕事で適切なフランス語を使える能力)は、Lettre de motivationで判断されています。



2016年9月8日木曜日

招待状を作った時のお話

前回、披露宴の場所も押さえたので、次に招待状作りに取りかかりました。
招待状はフランス語でfaire-partと言います。

フランスではfaire-partを作るサイトがたくさんあるので、
いくつか見て良さそうなものを選びました。
「mariage faire-part」と検索して1ページ目に出てくるものは、どれも良心的な価格でデザインも豊富でした。

faire-part自体は、好きな写真と文章を入れて、オンラインで簡単に注文できました。
届くまでに10日間ほどかかった気がします。

faire-partを待つ間、info pratiqueにとりかかりました。

フランスでは結婚式は必ず市役所で行います。
その後、宗教的な結婚式を挙げたい人は、教会などに行きます。

私たちは、市役所から披露宴会場に移動するシンプルコース。

お車で移動する方、バスを使う方などを想定して、
・市役所への行き方
・披露宴会場への行き方
・ホテルへの行き方
・周辺の観光スポット
などを書いて、info pratiqueなる簡単なしおりをWordで作りました。

faire-partが無事に届いたら、宛名を書いた封筒にinfo pratiqueを入れて郵送しました。

さて、ここで気になるフランスの郵便事情。残念ながら、届く時と届かない時があります。

1枚だけフランスのゲストに届かなかったのですが、
日本を初めとする海外へは全部無事に届いたので良かったです。

届かなかったゲストが運良くと言ってはあれですが、気心の知れた友達だったので、
faire-partとinfo pratiqueはPDFで送らせてもらいました。


2016年9月7日水曜日

SNCFとcarte VOYAGEUR(それとcarte JEUNEも)

フランスの若者でこれを持っていない人はいないと言われているcarte JEUNE
対象年齢は去年あたりから27歳までに引き上げられました。ありがたや!

1年間有効で発行に50ユーロ払いますが、このカードがあれば、
割引料金でTGVの切符を買うことができます。
長距離TGVに2,3本乗れば元が取れます。
carteと謳っていますが、TGVのチケットと同じ様式に顔写真を貼る簡易的なものです。

このカードは学生の時からお世話になっていますが、
このcarte JEUNEと併用して使いたいのがcarte VOYAGEURです。
carte VOYAGEURは、SNCFのポイントカード(carte fidélité)です。
carte JEUNEが割引を利用するのに必要なカードなら、
carte VOYAGEURは、チケットを購入した時にポイントを貯めるカードです。
ふつうの学生証のようなプラスチックのカードです。

このcarte VOYAGEURは、27歳以上でも使えるので、フランスではみんな持っています。
発行は無料で、年会費などは一切無いです。
SNCFのサイトから申込むことができます。

TGVの切符を買う時は、SNCFのサイトで、
carte VOYAGEURとcarte JEUNEの個人情報を入力します。
こうすれば、自動的に割引を受けることができ、ポイントが溜まります。

carte VOYAGEURのメリットは、E-billet (Eチケット) を利用できること。
サイトでチケットを購入すると、
・SNCFの駅の発券機で発見
・自宅に配送(フランスだけにちゃんと届くかちょっと心配)
・メールで配信(自宅で印刷)
・E-billet
から発券方法を選びます。

私はいつもE-billetを選んでいます。
E-billetにすると、発券する必要が全くなく、carte VOYAGEURにチケットの情報が転送されるのです。
チケットがないので、面倒なcompostageをしなくて良いのがありがたいです。

carte VOYAGEURには、裏に個人情報を読み取るQRコードがあります。
車内では、車掌さんがそのQRコードを読み込んでコントロールをします。

carte VOYAGEURには様々なグレードがあって、ある一定のポイントが溜まると、
次のグレードのcarte VOYAGEURがSNCFから自動的に送られています。
上のグレードのcarte VOYAGEURになればなるほど、ポイントが溜まりやすいです。

SNCFのポイントは結構溜まりやすいので、carte VOYAGEURに登録すると色々お得です。






2016年9月6日火曜日

YVES ROCHERと会員カード

主婦たる者、(というか私は割引好き)
お財布には色んな会員カードが入っているはず。

ここの会員カードは便利!と私がおすすめするのは、
フランスの自然系コスメブランドYVES ROCHER (イヴ・ロシェ)です。

全ての商品がBIOというわけではないのですが、化学物質を極力避けて作られています。

商品は、シャンプー系・デオドラント・香水・コスメなど幅広く扱っています。

私は、日本から持って来たコスメを使い切ったら、YVES ROCHERで買っています。
今までに試したのは、口紅・リップクリーム・ファンデーション・アイシャドウ・マニキュア・シャンプーなど。
どの商品も品質が良いのに、価格は良心的なので気に入っています。

私は無料の会員カードに登録しています。
商品を購入するたびにポイントがもらえるし、月に1回、招待券が届きます。

私より堅実な夫は
そうやって定期的にお店に来てもらうようにする作戦だよ〜
と言っています 笑

うん、そうだと思う。
でも、半額のクーポンがもらえるのはありがたい!
何か必要なものがある時はそれを買って、
そうじゃない時はシャンプーなどお風呂場で使う商品を買ってます。
(「シャンプーは買い貯めしても困らないでしょ」と私は言っています 笑)

YVES ROCHERは小売店の他に、スパも経営しています。
YVES ROCHERの自然派商品を使った施術が受けられるので、フランスでは人気です。
ちなみに貯めたポイントでスパを利用することもできます。

フランスのどの街にもあるし、特にパリにはどこにでもあります。
お土産にもおすすめです。

2016年9月5日月曜日

披露宴の場所を決めた時のお話

前回で結婚式の日取りが確定したので、次は披露宴の場所決めです。

フランスでは、だいたいレストランを貸切るか、
salle de fêteと呼ばれる小さい体育館のような施設を借ります。

後者の場合は、ケイタリングも自分たちで手配します。

私たちは、市役所からアクセスの良いレストランをいくつかリストアップしてみました。
その後、ゲストの方に泊まっていただくホテルとの位置関係を考えて、
レストランを決めました。

試食もさせて頂いて、大変美味しかったので、無事にレストランが決まりました。
シェフの方がMOF(フランスの人間国宝的な)を受賞した方だそうで、
それは大層美味だったのです!

私たちの式は、ゲストは40人ほど、フランスでは少人数の部類に入ります。(日本でもそうですかね)
レストランの1階を貸切ることにしました。

そうなると次はレストランの部屋の採寸です。
なぜか?
それは、部屋のデコレーションは全部新郎新婦の仕事だから!

フランスでは、ウェディングプランナーは使いません。
いや、多分その手のサービスはあるんだけど、きっと高いのでしょう。
みんな手作りです。

その為、部屋の寸法、窓の寸法、どこに何を吊るすフックがあるのか、
全部隈無くチェックします。

レストランでそういう見取り図を用意していただけると有り難いのですが、(日本人的発言)
全部私たちで採寸しました。

この後は壮大なるDIYが、私たちを待ち受けているのです!





2016年9月4日日曜日

バカンスとreprise du travail

バカンスが終わって、仕事が始まり、はや1週間。
やっと週末になってのんびりしているところです。

いやはや、この1週間はめまぐるしかったです。

バカンスのペースにすっかり慣れてしまったこの身体を、
いきなりお勤めモードにするのはなかなか大変でした。

この1週間、
「あぁ、お勤めモードってこんな感じだったけ?」と思ったことがあったので、
記してみます。

お弁当の心配をする
夫は社員食堂で食べるので良いのですが、私の場合は自分で用意しないといけないので、
お弁当を持って行きます。

ただ、毎朝準備するのは大変なので、冷凍庫に5日間分を作り置きします。
その作り置きを週末のうちに済ませます。
作り置きのお弁当が切れた時は、パン屋さんでサンドウィッチを買います。

靴をコロコロ変える
バカンスの時は、いつもサンダルを履いてどこにでも行ってましたが、
会社となるとパンプスといった"ちゃんとした"靴を履きます。

パリでパンプスは疲れるので毎日は履きません。
なので、おしゃれなぺったんこ靴とパンプスがごろごろと玄関に置いてある状態に。
物を置きっぱなしにしたくない私にとっては、これはちょっと辛い。
でも、女性のファッションだと、
「今日の服にはヒールの方が良いな!」
とかあるわけなんですよ。

服装を考える
プライベートの時は、Tシャツにジーンズが基本の私にとって、オフィスカジュアルは至難の技です。
基本のアイテム (黒ズボン・青ズボン・ベージュズボン、とにかくズボン。それと少しスカート)に、
上のシャツやらを変えてコーディネートしています。

仕事に着ていけそうな服を一度全部メモをして、その紙を見ながらコーディネートを考えています。

夕飯を考える
2人とも帰宅時間を考えると、
帰宅後にスーパーに寄ってその日の晩ごはんの献立を考える
なんてことは出来ません。
なので、これも週末に平日の夕飯のスケジュールを決めてします。

土曜日に全てを懸けてスーパーに行く
前述の通り、平日は買い物に行けないので、まとめて買い物は土曜日にします。
日曜日に開いているスーパーはフランスでは少ないので、土曜日に買い物します。
フランス人はこのタイプが多いので、スーパーは大変賑わいます。
なので、夫と私は手分けしてオーガニックスーパー組とお肉屋さん&PICARD組に分かれます。

夜が超絶眠い
お仕事の後は、緊張や疲れやらですぐに眠くなります。
ベッドに入ったらすぐ、グースカピーと寝ます。
この前はあまりにも眠すぎて21時に寝てしまいました。
寝たと思ったらすぐ朝になっているので、名残惜しいままベッドを後にします。

華金は大事!
週末は週末で、洗濯や買い物、掃除など家事をやらなくてはいけません。
金曜日の夜、仕事が終わった後の時間が至福なのです。
「あぁ、まだ土曜日と日曜日の2日間が残っている!」という実感が嬉しいのです。

明日からまた1週間がんばります。


2016年9月3日土曜日

電子辞書は面白い その2

前回は、私の電子辞書の奇妙なフランス語についてのお話でした。

ところで、学生の時はあまり気にかけていなかったんですが、
この電子辞書には日本の文学作品が入っています。
著作権の切れた古い作品が700入っています。
これが、結構面白いです。

私の場合、学生の時から変わらず、電子辞書がないと生きた心地がしないので、
いつもカバンには電子辞書が入っています。
財布を忘れても電子辞書は入っています。
仏文科の哀しい性かな。

出先や電車で、空いた時間を見つけては、この日本文学を読んでいます。

電子書籍は目が疲れるからあまり好まないのですが、
海外に住んでいるのでいつも日本語に飢えています。
なので、読みます。
電子辞書を縦にして読みます。
(そうすると、文章が縦書きになって雰囲気が出ます)

おすすめは、太宰治と宮沢賢治とそれと与謝野晶子が現代訳をした源氏物語です。
佐藤紅緑の『あゝ玉杯に花うけて』もとても良かったです!

ワイン事典というのも入っていました。
フランスに来るまで、正直ワインには興味が無かったのですが、
フランスでワインを飲む機会が増えて、
ワインって面白いな
と思うようになりました。

このワイン事典もちょこちょこ読んでます。

学生の時分では、フランス語系の辞書しか使ってなかったのですが、
海外に来て、日本語に触れられる大事な器械とあいなりました。

2016年9月2日金曜日

電子辞書は面白い

大学1年の時から使ってきた電子辞書に遂にガタが来てしまいました。

最初は、EとRとIのボタンの反応が悪くなりました。
その後はAとCとMとNが壊れて、
今ではかの有名なクラリネットのように、全部のキーボードが反応しません。

そうなると、より一層愛着が湧いてくるというものです。

単語帳機能には、目一杯フランスの単語が登録してあります。
読み返してみると、
「なんだい、こんな単語はもう知ってるヨ」
というのから
「おっ、これは忘れていた。今もう一度覚えよう」
というのもあります。
あと3割ほどは
「なんでこれを覚えようとしたんだろう」
と首をひねる不思議な単語です。

目下、この電子辞書が完全に壊れてしまう前に、ノートに覚えたい単語を書き写しているところです。

私の単語帳に入っていた傑作な単語はこちら

contrepètrie
2つの言葉の文字や音節を入れ替える言葉の遊び。
Femme folle à la messeが
Femme molle à la fesseになる、
と言うのはcontrepèterieの最も有名な例。
これは、仏文の授業で、
テオフィル・ゴーティエの『La Cafetière』 (邦題『コーヒー沸かし』)を勉強した時に
学んだ言葉です。

Nouakchott
ヌアクショット
モーリタニアの首都だそうです。

graben (n,m)
構造地溝
ドイツ語から来た地質学の言葉らしい。
なぜ、これを覚えたかったのだろう。
ここまで来るともはや謎。

電子辞書が一種のタイムマシーンのようになっています。

2016年9月1日木曜日

「ターミナル」

トム・ハンクス主演の「ターミナル」を見ました。

10年前に見て良かった記憶があるのですが、
今回の方がより感動しました。

やっぱり、時間をおいて同じ映画を観直すのは良いです。
新しい発見があります。

それぞれが自分の居場所を守りたい。
みんなが目的地に急ぐ空港のターミナルで、
立ち止まったままの主人公のビクター、CAのアメリア、警備局のフランク。
静と動の対照が面白かったです。
加えて、映画のタイトルになっているターミナル(=最終目的地の意)も巧い!

構造が本当に綿密に練られているなぁと思いました。
(でも綿密と言っても、ウェス・アンダーソンみたいな感じではなく。
 ごめんなさい、ウェス・アンダーソンはあまり好みではなくて…)

あらすじもとても面白く、心動かされます。
そしてなにより、トム・ハンクスが良い!

俳優のオフ・スクリーンの話をここでするのは良くないかもしれないけど、
映画が面白くなくてごめんねって映画券代弁償してあげたり、
ファンと飲み会してる風の写真を撮ってあげたり、
サンドウィッチ1つでカーリー・レイ・ジェプセンのMVに出たり、
これが本当の彼かどうかは分からないけど、トム・ハンクスって良いなぁと思っちゃうんです。

トム・ハンクスの演技は人間の優しいところがにじみ出ていて本当に好きです。
映画を観るなら、なにか希望がもらえる前向きな作品を観たいと思う、今日この頃です。