気がつけば、フランスで社会人2年目になっていました。
就職難のフランスの外国人社会人としてやっていく上で必要なフランス語力について、色々と思うところがあるのでちょっと綴ってみたいと思います。
フランス語はB2レベルは最低条件
フランスで働く以上、フランス語は必要不可欠です。
オフィスに電話をかけてくる人はフランス人ですし、オフィスを訪れる人ももちろんフランス人です。
日常生活のフランス語は臆することなく、自然とフランス語が口から出てくるくらいのレベルが必要です。
ビジネスフランス語が使えることも最低条件
いくら学生の時にみっちりフランス語を勉強していても、そして留学していても、どんなに日常生活のフランス語に問題がなくても、ビジネスフランス語が話せないと厳しいと思います。
ビジネスフランス語で大事なのは、ビジネスメールの書き方、電話対応だと私は思います。
(会議での意見交換など、対人のフランス語は、大学のフランス語のプレゼンの応用で対応できます。というか、私はそれで対応しています)
電話の対応は、1回ググって再確認すれば良し。
やっかいなのは、ビジネスメールの書き方。
話し言葉と書き言葉の文体が異なるフランス語で、ビジネスメールはその最たる例のひとつです。
独特のメールの言い回しは、周りの同僚に教えてもらうまでもなく自分で書けるようになっていないと、業務は厳しいと思います。
新任の日本人にフランス語を教えてくれるほど、 フランス社会はゆとりはありません。
実は、フランス語のビジネスメールの書き方は、新社会人のフランス人もはじめは苦労するんだそうです。
では、どうしているのか?
だいたいのフランス人は、スタージュをしている時に修得します。
スタージュが終わった時に無事にその会社に雇ってもらえたその時は、既にビジネスフランス語はマスターしているのです。
フランス文学や論文は大学でみっちり勉強したり読んでいたのですが、フランスで働き始めた頃はビジネスメールに苦戦していました。
そんな時、ひたすら実践していたのは、フランス人から送られてくるビジネスメールで
「これは使えるぞ!」
というフレーズをメモしておくこと。
このメモが結構役に立って、社会人1年目は、1ヶ月ほどでビジネスメールには苦労しなくなりました。
日本語が母語の人が仕事を見つけるのは、フランスではなかなか難しいです。
日本語を話せる人を探している会社があっても、結局採用するのは日本語が上手なフランス人です。
就職難のフランスで、わざわざビザの手続きなどのリスクを会社が負ってまで、日本人を雇ってくれるところは限られてきます。
だからこそ、
「私はフランス人と難なくフランス語でビジネスができます」
というアピールが大事です。
そして、加えて英語も流暢だと更に良し!
お仕事のレベルアップを目指しつつ、いつも語学力を磨かないといけない、外国人社会人。
大変なことが多いですが、これも自分が選んだ道。
日々、勉強の毎日です。
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