2016年9月23日金曜日

フランス夫婦の現状

フランスの夫婦は、だいたい共働きです。

理由はいくつかあるのですが、まずは、フランスの給料設定

新卒のお給料は、出身大学によって違います。
だいたいは、月給は手取りで1500〜2200ユーロほどからスタートです。
(手取りなのですが、これとは別途にまた税金を払わないといけないので、後で目減りします)

この後、cadre (出世するコース)とnon-cadre (入ったポストでずっと頑張るコース)によってお給料が増えていきます。

それでも1人が稼ぐ金額は、日本よりも少なめなフランス。
そのため、結婚後も2人がバリバリ働くのが普通です。

次に、女性の人生観

フランスの異性同士で結婚したカップルを想定してお話しますと、
「結婚したから家庭に入る」という考えはあまりありません。

「女だから、ほにゃらら…」という風潮があまりないので、
「えっ、結婚しても働くよ?」という感じです。
大変結構なことです。

男性も「君には、家をこと任せるよ」ということを期待していません。
「一緒に働いたら、収入も2倍になるからいいね!(てか、収入2倍じゃないと将来大きい家やアパートに引っ越せないから、働いてね!)」 というのが本音です。

フランスでは、「あら〜あなた専業主婦なのね。毎日つまらなくないの?」と心配されたりします。
(それはそれで、余計なお世話な気がします。好きで専業主婦なら、良いじゃないか!)

子供が生まれる時は、産休+育休を取ります。
育児休暇は人によるのですが、出産前のポストは100%保証されているので、職場に復帰する人がほとんどです。
男性も育休を取れるので、夫婦で無理なく産後の職場復帰を計画できるのが良いところ。

特に、フランスの産休+育休は充実しています。
女性が働きやすい環境が整っているのは素晴らしいことです。

そんなフランスの夫婦の現状、共働きが当たり前なので、家事も半分こです。
だから、旦那さんが家事を手伝ってくれて偉いわけでもないし、奥さんが料理上手で旦那さん良かったね!ということもありません。
みんな働いて、みんな家事をするのです。

私たち夫婦も、御多分に漏れず、共働き。
9時5時は働いて、あとは夫婦のプライベートな時間です。
なかなか良いです。


0 件のコメント:

コメントを投稿