フランス人は総じてあまり髪を洗いません。 
というのも、「水道水が硬水で、頭皮や髪を傷めるから」というのが専らの理由です。 
最近では、シャンプーに入っている化学物質が良くないと言う説も有力で、その観点からも、毎日シャンプーする人は少ないように思います。 
フランスに来たばかりの頃は、どうしても日本にいた時のように毎日髪を洗いたかったのですが、最近では私も毎日はシャンプーを使わないようになりました。 
だいたい2日に1回シャンプーをする頻度です。 
シャンプーをしない日は、湯シャンをしています。 
毎日メトロに乗ったり、人ごみの中を歩いたりするので、さすがに洗わないのは、私的にはNGなのです。 
最初こそ、シャンプーで髪を洗わないと、次の日は地肌がなんだかベタベタしていましたが、「2日に1回シャンプー」を初めて1ヶ月後くらい経つと、地肌もベタベタしなくなりました。 
髪が根元から立ち上がってボリュミー!というわけにはいきませんが、それでもいい感じにまとまりが出るので、2日目はスタイリングが楽です。 
フランス人の女性の友達でも、冬になると、髪を洗うのは1週間に2回くらいというタイプが結構多いです。
でも良いんです。 
「2日に1回シャンプー」生活を始めて、初めて分かりましたが、シャンプーで洗ってない日の髪のまとまり具合が、フランス女性のおしゃれ無造作ヘアには欠かせないのです。 
シャンプーで意図的に油分が流された頭皮や毛髪で、無造作ヘアに挑戦したら、あっちゃこっちゃから髪がピューピュー飛び出て大変。 
学生時代の女友達は、「シャンプーで洗うのは週に1回。その他はずっとドライシャンプーを使っているわ」と言っていました。 
その子の髪の毛は、いつもとっても綺麗で艶やかな栗毛色でした。 
ドライシャンプーは、いつか私もチャレンジしてみたいと思います。 
「黒髪では、シャンプーの白い粉が浮いて目立たないかしら」と、ちょっと心配になりますが…
 
0 件のコメント:
コメントを投稿